2学期終業式

 12月23日、2学期の終業日を迎えました。相当冷え込んだ朝でしたが、子どもたちは元気に登校しました。
 1校時、体育館で終業式を行いました。全校で集まる集会や式は昨年度から行っておらず久しぶりとなりました。初めに高学年の子どもたちが入場し手本となるように静かに待っていました。その後入場した低・中学年の子どもたちは、そのような雰囲気を感じ取り落ち着いた態度で式に参加することができました。全校が集うことの重要性を感じました。
 式の中で、まず4月から千冊以上の本を読んだ2年児童に「特別読書賞」を渡しました。大きな拍手が沸き起こり「すごいことだ」と感心することになりました。きっと、これからもたくさん本を読む子どもたちがいることだと思います。
 続いて、2つの話をしました。一つ目は、「やる気を持って生活しよう」ということです。これまで学習や運動、友達との活動等その時その時に力を発揮し、「上手になったこと」や「できるようになったこと」がたくさんあり、自信を深めたりやる気を高めたりしたことを讃えました。今後も「やる気」を持ち続け努力し自分の力を高めていこうと伝えました。二つ目は、「健康・安全な生活」について話しました。本格的な冬の到来、厳しい寒さがやってくる時期を迎え、かぜ・インフルエンザ・新型コロナウイルス感染予防が大事になり、冬休み中も手洗い・消毒・換気・マスク着用体力づくり等、早寝・早起き・朝ごはん等の規則正しい生活を続けていこうと話しました。そして、3学期の始業日の1月7日に元気な声で「おはようございます。」と登校してほしいと話しました。
 次に、各学年の代表の子どもたちが、2学期の振り返りやこれからのめあてについて発表しました。普段から自分の考えや思いを伝え、聞き合うことを大事にしています。こうした場で進んで発表しようとする気持ち、 自分の思いや体験を堂々と発表する姿に頼もしさを感じました。 また、聞いている子どもたちからの大きな拍手は喜びにつながったことだと思います。
 その後、冬休み全体の生活について各学級での指導に加え5つのポイントを押さえました。(「不審者に注意」「緩んだ心の立て直し」「やり過ぎ注意(ゲーム等)」「進んで仕事」「みっちり勉強」)保護者の皆様のご支援をよろしくお願いします。
 終業式後は、各学級で、かたづけ・そうじ、2学期の振り返り等の時間でした。そして、下校時にはたくさんの荷物を持ち帰る様子や元気に「さようなら。よいお年を。」と挨拶する姿が見られました。
 明日から冬休みが始まります。毎日元気に過ごしてほしいと思います。保護者・地域の皆様、「健康・安全な生活」になりますようよろしくお願いします。
 それではよい年をお迎えください。

4年人権学習

 20日に人権擁護委員2名を講師に迎え、4年人権学習を行いました。ビデオ「プレゼント」を視聴し、いじめについて考えました。ビデオの内容は、「自分中心の考えの主人公の大切な犬がいなくなったことをきっかけに、いじめられていた友達も心の葛藤がありながらもいっしょに探します。そして、犬が無事に見つかり主人公がいじめていたことを謝る」ということでした。子どもたちは、いじめてしまう主人公の心情、いじめられている友達の心情等を考えました。最後に、主人公がどのようにして友達のことを考えるように変わったのかについて考えました。
 子どもたちは、いじめについて身近な問題と捉え、考えを発表しました。講師から「子どもたちがたくさん発表したことは大変よかった。」「いじめについて自分のこととして考えていたのが伝わってきた。」等のお話がありました。
 学習後の感想には、「いじめることはダメだと感じた。いじめている人は、いじめられている人の気持ちがわからないのだ。」「自分が悪いと思ったら謝る。助けてほしいときは、SOS(ミニレターに電話したり、手紙を書いたりする)。」「見ているだけの人もいじめているのと同じだと強く思った。自分中心の人と相手のことを考えらえる人との違いがよくわかった。」等々自分の思いを書き、交流しました。この学習での学びを生かし自分も友達も大事にする気持ちを持ち続けてほしいと思います。
 人権擁護委員のお二人には、事前準備や指導等お世話になりました。ありがとうございました。


 
 
 

 

 

5年 しめ縄作り

 14日の2校時から4校時にかけ多くのボランティアの皆さんを講師に迎え、5年生がしめ縄を作りました。子どもたちは、事前にお借りした見本のしめ縄を見たり、しめ縄について調べたりしてこの日を迎えました。「どうやって作るのかな?」「うまくできるといいな。」「お家の人へのお土産にして喜んでもらおう。」等々やる気を感じさせてくれました。
 作り方の説明を聞き、作り方を見せてもらった後、実際に作り始めました。当初、縄のしめ方が弱く「しめ縄と呼ぶにはちょっと・・・」と思われる物が多かったのですが、ボランティアの皆さんのお助けのもと、見る見るうちに真に「しめ縄」と呼べる物へとなっていきました。「手が痛い。」「疲れる。」と言いながらも作業を進める子どもたちの表情から、でき上がっていく喜びや満足感を味わっていることが感じられました。
 また、ボランティアの方から、「米という字は、はちじゅうはちと書きます。それだけたくさんの苦労があって米ができます。」「しめ縄には、昔からの言い伝えがあります。」といったお話があり、子どもたちは聞き入っていました。

 この日のために準備していただいたこと、時間を割いて指導に来てくださったこと等ボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。

3年 浅井歴史民俗資料館見学

 12月2日に3年校外学習で、浅井歴史民俗資料館へ行きました。浅井歴史民俗資料館では、湖北地域の伝統的な暮らしや道具、ものづくり等を体験することができます。社会科「うつりかわる市とくらし」の学習との関連で、子どもたちは多くのボランティアさんに手をとって教えていただきながら、様々な楽しい体験をすることができました。石臼を回してみて、その重さに驚いたり、「きなこのにおいがする。」「おいしそう!」と歓声を上げたりしていました。また、洗濯板を使っての洗濯では、水の冷たさを実感したり、当時の大変さを感じたりすることができました。
 ヨシ葺き屋根の古い屋敷の中での体験は、まるで昔の世界にタイムスリップしたようでした。100年前の人々の暮らしの工夫や大変さを実感する中で、今の生活につながる人々の努力にも気づいていってくれたことと思います。